アドブルー | AdBlue

AdBlue(アドブルー)とは

AdBlue®の主成分は尿素。純水に高純度の工業用尿素を溶かして製造する無色・透明の尿素水溶液です。ディーゼル車に取り付けられた触媒内部にて排出ガスに対して噴霧され、大気汚染の原因とされている窒素酸化物を窒素と水に分解します。尿素水は無色、無害の液体で化粧品、医薬品や肥料などにも使われています。AdBlue®は、無害で安全な製品のため、取扱いに特別な資格も必要ありません。

AdBlue®は、危険物・毒劇物の指定はありません。国内の気候下での長期保存が可能です。ただし、直射日光は避けて、風通しの良い場所に保存してください。(AdBlue®は-11°C以下で結晶化します。)

ディーゼルエンジンの高温で高い燃焼効率を求めるとPMを低減できる一方で、空気中の窒素が酸化してNOxが生成されます。尿素SCRシステムは、増加するNOxに対してマフラー内で尿素を噴射することでNOxを窒素と水に分解でき、ディーゼル車のクリーン性能と燃焼効率向上の両立に成功しました。世界で最も厳しい基準をもつ、わが国の新長期規制はもちろん、予定されているポスト長期規制も見据えた次世代のシステムです。

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